| |
|
 |
 |
 |
 |
| |
 |
 |
| 第 3 回 :生命の鍵アンクは、つながりのしるし |
 |
古代エジプトでは、文字には不思議な力が宿っていると考えられていました。
その中でも、『生命の鍵』という意味が込められた『アンク』という文字は、神々や王たちが特に気に入り、自身の王名にこの文字を入れるだけでなく、これを手にした姿で描かれたものが多数発見されています。
『アンク』は、十字の上部に輪のついた形で表されています。
この形のモデルは諸説あるのですが、その中の一つに、人の姿を表している、という説があります。
『アンク』から伸びた両手は、両側にある文字と文字とをつなぐことで自身のバランスを保つだけでなく、新しい言葉をも生み出しているのです。
『アンク』は文字ですが、私たち人間は人とのつながりという、目には見えないバランスでお互いを支えあっています。
個人の力、というのはそれほど大きなものではなく、この世に生を受けた瞬間から消滅するまで、いろいろな人の力を借りて、私たちは成長していきます。
生きていくうちに、楽しいことや悲しいことなど、様々な感情が私たちの心を支配していきます。その感情を与えるのも、癒して新しい勇気を与えてくれるのも、『人』という、無限のつながりがあってこそ味わえることなのです。
人と人とは網の目のようにつながっていますから、あなたは世界中の全ての人と実はつながっているのです。
このため、いやな相手と手を切ろうとしても、どこかで糸がつながっているため、完全に縁を切ることは難しいようです。
一歩譲り相手を受け入れることで、関係は修復し、今まで以上の絆を作り出すことも可能なのです。
いやな相手は、誰にでも一人はいるものです。
苦手な相手ともうまく付き合うことが、精神的な成長を促してくれるのです。
相手の長所を認め、お互いに手を取り合うことで、『アンク』の持つ調和のエネルギーが新しい関係を生み出し、生きる活力を私たちに授けてくれるのです。
|
|
| |
|
 |
|
|
|